【医療法人 山柳会 ケアライフ朝霞】Webで施設見学

介護の仕事に携わる中で、医療依存度の高い利用者様への対応や、予期せぬ急変対応に不安を抱えている方は多いはず。「医療法人 山柳会」が運営する老健「ケアライフ朝霞」では、併設病院との密な連携体制を活かして、介護職の安心につながる職場環境を整えているのだとか。長く働き続けられるように、ワークライフバランスに十分配慮し、教育やキャリアサポートも充実させているらしいので、さっそく見学に行って確かめてきます！

「ケアライフ朝霞」へのアクセスは、東武東上線「朝霞駅」南口から徒歩13分。バス停が近くにあり、朝は「朝霞駅」と施設を結ぶ無料送迎バスも運行しているため、バス通勤も便利ですし、マイカー通勤者のために職員用駐車場も完備されています。玄関で迎えてくれたのは、入職2年目の事務スタッフさん。「ようこそ！今日はゆっくり見学していってくださいね」。

エントランスホールには、「医療法人 山柳会」が運営する関連施設の航空写真が飾られていました。近隣にさまざまな関連施設があるのですね。「そうなんです。併設の塩味病院のほかにも、特養・介護付有料老人ホーム・地域包括支援センターなどがあり、法人内のネットワークで高齢化が進む地域を支えています。塩味病院は2025年に近隣地へ新築移転し、より魅力的な病院に生まれ変わる予定です」。

お次は、看護師長（写真中央）とデイケアの介護主任（写真右）にお会いしました。介護職の安心につながる職場環境を整えているそうですね。「ええ、利用者様の急変時には併設病院が迅速に対応してくれますし、部署の垣根をなくし、看護師やリハビリスタッフも介護職のフォローに入っています。また、近年では要介護度の高い利用者様が増えているため、介護ロボットや見守り支援システムの導入も前向きに検討中です」と、お2人。

デイケアフロアは明るく活気があり、利用者様とスタッフの会話が弾んでいます。「当施設では、地域の高齢者の方が末永く在宅生活を続けられるよう、老健退所後も当施設の通所リハビリ・ショートステイの利用を提案し、長いお付き合いを大事にしています。定期的にご本人・ご家族と今後の方向性を話し合う場を設け、馴染みの施設で最期の時間を過ごせるように、看取りケアにも対応しているんです」。

つづいて、塩味病院と共同のパワーリハビリルームへ。さまざまなトレーニングマシンが揃っていますね。「ええ、リハビリ環境の充実は当施設の強みの一つで、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が在籍し、利用者様お一人おひとりのADLや目標に合わせたプログラムを提供しています。リハビリの進捗は介護スタッフと随時共有し、生活支援に介入する際もリハビリの視点を大切にしています」。それは素晴らしい。

入所フロアに行き、新人指導の様子を見学しました。「入職後は、日替わりで教育担当の先輩が付き、こんなふうにマンツーマンの丁寧なOJTを行っています。介護スタッフの約8割が介護福祉士資格を有し、根拠に基づいた介護を実践できるよう指導しているため、介護の仕事にはじめて携わる方も安心して業務を覚えていけると思います」。法人では、働きながら資格を目指す際の補助金制度を確立しているそうです。

廊下には、楽しいイベントの様子が伝わる写真がたくさん飾られています。「施設での暮らしに楽しみを持っていただけるよう、毎月お誕生日を迎えた利用者様を紹介しているほか、季節にちなんだ行事や、ボランティアさんを招いたイベントなどを定期開催しています。先日は、あじさいゼリーの調理レクリエーションやピアノ演奏会を開催し、利用者の皆様にとても好評でした」。

入所フロアに戻ると、看護師さんが活躍していました。「入所の利用者様の約半数は塩味病院を退院された方で、医療的ケアな必要な方も多いですが、経験豊富な看護師が在籍しているので安心です。当施設は看護師と介護職のチームワークが抜群で、お互いの視点や考えを尊重し合っているため、業務連携がとてもスムーズなんですよ」と、事務スタッフさん。

つづいて、子育て中のスタッフさん達を紹介していただきました。職場の子育て支援は整っていますか？「ええ、当法人は埼玉県が『多様な働き方実践企業』に認定していて、子育て中は日勤常勤・時短勤務・パート勤務などの柔軟な働き方も選択できて、男性スタッフの育休取得も推進しています。ワークライフバランスを大切に考え、残業ほぼゼロを実現しているので、どの部署にも子育て中のスタッフが働いているんですよ」と、皆さん。

つづいて、事務スタッフさんお気に入りの屋上へ。街全体をよく見渡せますね。「そうなんです。当施設は小高い丘陵に建っていて、2階や3階からの眺めもなかなかですよ。屋上には景色を見ながら休憩できるあずまやがあって、利用者様がお散歩に訪れたり、スタッフが休憩時間を過ごしたり、みんなの憩いの場になっています」。素敵な場所ですね。

最後は、多職種の皆さんが集まってくれました。職場の自慢はどんなところですか？「若手の介護職が多く定着しているところです。最近は介護職の高齢化を課題とする施設も多いようですが、当施設は20代・30代の介護職が中心なのでよく驚かれます。希望休が通りやすく、若手も自由に意見が言える風通しの良い職場なので、のびのび働けると思います」と、皆さん。魅力的な職場ですね。今日はありがとうございました。

――お疲れさまでした。介護職の安心につながる職場環境を整えている老健、いかがでしたか。

病院併設で、日常的な受診から急変時の対応までスムーズに対応してもらえる医療体制の手厚さは、介護職の大きな安心につながっていました。高齢化の進展に伴い、要介護度の高い利用者様が増えているそうですが、介護ロボットや見守り支援システムなどの最新技術を活用して、業務の効率化や負担軽減に引き続き取り組んでいきたいそうです。

――どんなスタッフが活躍していますか？

介護部門は20代・30代が中心で、女性スタッフが多いです。ワークライフバランスを重視しているため、子育て中の方もいきいきと活躍していて、パート勤務の場合は希望の勤務日数・曜日・時間帯で働けるように調整してもらえるそうです。最近は、男性の介護主任さんが育休を取得したそうで、パパさんも子育てに参加しやすい職場づくりが進められていました。

――では、ここはちょっと、というところは？

「塩味病院」は2025年に新築移転予定なので、距離が離れると連携が図りにくくなるかな？と思いましたが、現在地から徒歩1分の場所とのことなので、密な連携は継続できそうです。塩味病院は新築移転を機に最新の医療設備を整え、病床を増やす予定なので、よりパワーアップしますね。

――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。

法人内にさまざまな活躍の場があり、資格取得支援などのキャリアサポートも充実しているため、将来の働き方の選択肢が豊富です。病院や特養での介護を経験したり、相談員やケアマネージャーへキャリアチェンジしたり、本人の希望に沿って応援してもらえるのだとか。