【医療法人社団 純正会 エスポワール練馬】Webで施設見学

働きながら資格取得を目指すのは大変ですが、職場が応援してくれたら心強いですよね。老健「エスポワール練馬」では、介護の仕事にはじめて携わる方をサポートするため、働きながら初任者研修・実務者研修・介護福祉士・ケアマネージャーの資格を取得したい方のために、手厚い資格取得支援制度を用意しているとのこと。福利厚生や子育て支援も充実していて、結婚・出産後も安心して働ける環境が整っているらしいので、さっそく見学に行って確かめてきます。

「エスポワール練馬」へのアクセスは、西武新宿線「上石神井駅」南口から徒歩12分。施設周辺にはバス停が多く、JR「荻窪駅」や「吉祥寺駅」、西武池袋線「大泉学園」からバスでアクセスも可能です。玄関では、入職2年目の管理栄養士さんが笑顔で迎えてくれました。「ようこそ！今日はゆっくり見学していってくださいね」。

まずは、広いスペースが確保されたリハビリテーション室へ。「さまざまなリハビリ機器を充実させて、個別に合わせたADL訓練を提供しています。当施設にはPT・OT・STが全職種在籍しているので、理学療法や作業療法だけでなく、言語聴覚療法にも対応でき、栄養科とSTが連携して『食べること』『飲み込むこと』を訓練する摂食嚥下リハビリにも取り組んでいます」。リハビリテーション室のお隣には通所リハビリスペースがあります。

入所フロアのデイルームでは、介護スタッフさんによる健康体操が行われていました。「新型コロナの感染状況が落ち着いてきたので、2024年度からは健康維持やQOLの向上、脳機能の活性化などにつながる集団レクリエーションやイベントを充実させています。リハビリテーション科でも、利用者様と楽しい時間を過ごせるように園芸療法の導入を計画し、準備を進めているんですよ」。それは楽しみですね。

つづいて、介護主任さんにお会いしました。どんな仲間を歓迎していますか？「介護の仕事が好きで、利用者様を笑顔にするレクリエーションの企画・開催が得意という方が入職してくれたら嬉しいです。当法人では資格取得支援制度を確立していて、働きながら介護福祉士を目指す方へのサポート体制も整っていますし、結婚・出産後も働きやすい職場づくりに取り組んでいるので、小さなお子さんを持つ方の入職も大歓迎ですよ」と、介護主任。

スタッフステーションに行ってみると、多職種カンファレンスが行われていました。「職種を超えたチームケアを実現するため、定期的なカンファレンスには、看護師・介護スタッフ・リハビリスタッフ、相談員、管理栄養士など、さまざまな職種が参加してフラットな意見交換を行っています。利用者様によって目指すゴールは異なるので、情報共有をしっかり行って個別ケアの提供に努めています」と、皆さん。

入所フロアの一角では、新人介護スタッフさんへの指導中です。「入職後は、介護副主任やリーダーがサポート役として付き、業務に慣れるまでマンツーマンのOJTを行っています。介護の仕事にはじめて携わる方も安心して働けるように、OJTの期間や指導内容は新人さんに合わせて対応し、ひとり立ち後も困ったことがあればいつでも質問しやすい雰囲気をつくっています」と、介護スタッフさん。

つづいて、オンライン研修の様子を見学させていただきました。勤務時間内に職場のPCから受講できるんですね。「ええ、介護部門ではeラーニングを導入していて、職場のPCからも個人のPC・スマホからも受講OKです。2024年度からはスキルアップ支援を一層強化し、施設内で行う法定研修のテキストを作成したり、個々が興味のある外部件数にも積極的な参加を促しています」。

「こちらの介護スタッフは、3人のお子さんのママさんなんですよ」と、紹介してくれました。仕事と子育ての両立は順調ですか？「はい。平日のみのパート勤務を選択し、時間外業務が発生しないように配慮してもらえているので無理なく両立できています。最近はママさんだけでなくパパさんの活躍も増えていて、男性スタッフも育休を取得するなど、男女ともに子育てしやすい職場づくりが進められています」と、ママさん。

つづいて、利用者様の「〇〇がしたい！」を叶える独自の取り組み「夢プラン」の実例写真を紹介していただきました。どんな夢を叶えたんですか？「利用者様から『お孫さんの結婚式に参列したい』という要望があり、看護師が同行して実現しました。夢プランでは、利用者様の普段の言葉からからその方の夢を汲み取って、個人的な夢の実現のお手伝いをしているんですよ」と、管理栄養士さん。素敵な取り組みですね！

つづいて、スタッフの皆さんに人気の職員食堂に行き、栄養科の調理スタッフさんにお会いしました。「職員食堂のランチは1食300円とリーズナブルで、私たちが毎日栄養満点のメニューを手作りしています。季節にちなんだ行事食も好評で、利用者様やスタッフからいただく『おいしかったよ』という声がモチベーションにつながっています」と、調理スタッフさん。福利厚生として、夜勤者の夕食・朝食は無料で支給されるとのこと。

最後は、多職種の皆さんが集まってくれました。働きやすさはどうですか？「残業は少ないですし、お休みの希望も通りやすく、とても働きやすいです。家庭やプライベートとの両立はもちろん、学業との両立もしやすい職場なので、介護部門には働きながら介護福祉士資格を取得したスタッフが多く活躍していて、まだ取得していないスタッフが無理なく取得できるようにバックアップしています」と、皆さん。今日はありがとうございました。

――お疲れさまでした。手厚い資格取得支援制度が整った老健、いかがでしたか？

経験者はもちろん、未経験から介護の仕事に携わりたい方も歓迎していて、入職後のOJTや研修制度、資格取得支援制度などをとても充実させていました。介護部門には主任・副主任・リーダー・サブリーダーなどの役職者が配置されていて、未経験の新人さんも安心して働けるような職場づくりを進めています。

――見学をしていて、印象に残ったことはありますか？

介護スタッフをフロア配属制にせず、すべてのスタッフがすべての利用者様のケアに対応できる体制を整えていることです。入所フロアは2F・3F・4Fにあるのですが、シフト制で毎日違うフロアを担当するそうで、急な欠勤などで人手不足のフロアができると、他のフロアのスタッフが臨機応変にサポートに入っているんだとか。

――では、ここはちょっと、というところは？

20代の介護スタッフが少ない印象を受けました。ただ、今後は介護部門で新卒採用をスタートする予定で、新卒向けの研修プログラムを構築中とのことで、20代のスタッフも増えていくと思います。

――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。

資格取得支援制度が手厚く、初任者研修・実務者研修・介護福祉士・ケアマネージャー資格を対象に、受講費用・試験費用の補助や、特別有休の付与、合格祝い金の支給などを行っているそうです。働きながら資格を取得しやすいため、介護職の半数以上は介護福祉士の資格を有しているそうですよ。