【社会福祉法人 栄光会 なみきロイヤルの園】Webで施設見学

近年新設される介護施設は、サービスの質だけでなく、快適な居住空間や設備など、ハード面の充実にも力を入れているようです。「なみきロイヤルの園」も、ハード面が魅力のユニット型特養とのこと。埼玉県内で幅広い介護事業を展開している、社会福祉法人「栄光会」の施設なので、さまざまな現場で培った介護ノウハウが詰まった施設でもあるそうです。さっそく見学に行って、ハード面、ユニット型介護、働く魅力をチェックしてきます！

西武新宿線「航空公園駅」から西武バス「並木通り団地行き」に乗車して約5分。バス停「並木通り団地入口」で下車すると、徒歩わずか1分で「なみきロイヤルの園」に到着しました。これなら電車＆バスでの通勤も楽ですね。玄関で出迎えてくださったのは、介護支援専門員さん。「コンビニも近いし、周囲には飲食店、商業施設もあって、すごく便利な立地なんですよ。さっそく中にご案内しますね！」。今日はよろしくお願いします。

外観もエントランスも、ホテルのような洗練された雰囲気です。ご案内いただいたのは待合ロビー。ここも素敵ですね～。「待合ロビーは、主にご入居者様の面会やご家族の相談スペースとして利用されていますが、スタッフも休憩場所として利用できるんですよ」。自然光が入って明るく、落ち着いた雰囲気が印象的。とてもホッとできる空間ですね。

入居フロアのユニットにご案内いただきました。「建物は3階建てなのですが、入居者様が歩んでこられた人生をイメージして、『階』ではなく『層」と呼んでいます。1層はショートステイ専用ユニットで、2層・3層が居住用となっていて各層４つのユニットがあります」。メンテナンスが行き届いていて、どこも清潔できれいです。

各ユニットの内装は、和の伝統色を取り入れているのだそうです。「ユニット名も、『亜麻のくだり』『瑠璃のくだり』『浅緑のくだり』『『鴇（とき）のくだり』と、伝統色で名付け、その色彩の壁紙を使用しているんですよ」。「くだり」とは、山を下山した時にホッとできるスペースを指す言葉なのだとか。フロアには、スタッフさんたちの手による季節の飾りつけもありました。皆さんで相談されながら制作するのだそうです。

共同フロアから楽しそうな声が聞こえてきました。「ちょうど今レクリエーションをやっているんですよ。入居されている皆さんで行うことでとてもいい刺激になりますし、何より皆さんが本当に楽しみにしてくださっているので、私たちスタッフも工夫をしながら、いろいろな企画を考えています」。コロナ禍で制限されていましたが、これからは感染対策に気を配りながら、楽しいレクを取り入れていきたいとのことでした。

つづいてキッチンへ。一般家庭のようなアットホームなキッチンですね。「入居者様の食事は厨房で作っていますが、共同生活の楽しさを感じられるよう、各ユニットにキッチンを設置して、毎日のお茶や、食のレクリエーションに使っています。キッチン奥には同じ層のユニットに通じる扉が設けられていて、人手がほしい時などに隣のユニットに気軽に声をかけられる構造なんですよ」。動線も考慮されたつくりなのですね。

フロアでは、入居者様と介護スタッフさんが楽しそうに談笑されていました。「接客業から介護職に転職したスタッフもいるのですが、飲食の現場よりこちらのほうが笑い声がたくさんある、と言っていました。確かに、入居者様と他愛のない話で盛り上がり、大笑いすることがしょっちゅうなんですよね（笑）。人生を重ねた入居者様のお話から学ぶこともたくさんあります」。

お次は、特別浴室を案内していただきました。「全ユニットに個浴が完備されていますが、要介護度の高い入居者様にも快適な入浴を提供できるよう、各層に特別浴室を設置しています。最新式の機械浴槽も導入し、座ることが難しい方でも、ストレッチャーから浴槽への移乗が安全に行えるので、職員の負担が少ないんですよ」とのこと。天井にはヒーターも設置されているそうです。

子育て中の介護スタッフさんにお会いしました。仕事と子育ての両立は上手くいっていますか？「ええ。希望する曜日・時間帯のみのパート勤務ができるので、無理なく両立できています。男性・女性とも育児休暇制度を利用するスタッフが多いですし、時短も子どもが小学校4年生になるまで利用できるんですよ」とママさんスタッフさん。パート勤務でも責任ある仕事を任せてもらえることが、モチベーションにもつながっているそうです。

職員専用フロアの食堂にやってきました。「毎日のランチは、入居者様と同じメニューを1食300円で食べることができます。休憩室としても利用できるので、持参したお弁当をここで食べてもOK。全職種が利用しているので、お昼休みはとっても賑やかですよ」とのこと。300円ランチの写真を見たら、ボリュームも栄養バランスもバッチリ。これなら毎日食べたいです。職員専用フロアには、広い更衣室も完備されていました。

最後にご案内いただいたのは、職員用の駐車場。「こちらは利用無料です。広いので、停められないことはまずありません。施設の場所が郊外なので、車通勤のスタッフも多いですよ」。施設は清潔できれいだし、働きやすい制度も整っているから、とても見学しがいがありました。明るい方ばかりで居心地もよかったです。皆さん、今日はありがとうございました。

――お疲れさまでした。ハード面が魅力のユニット型特養、いかがでしたか？

動線もよく、デザインやコンセプトも素晴らしくて見学しがいがありました。やっぱりきれいな施設で働けるって、いいですよね。また、一人ひとりに合わせて、できることをチェックしながら進める教育が行われているので、安心して次のステップに進める環境だなあ、と思いました。

――働きやすさについてはいかがでしょう。

介助の負担軽減につながる設備の導入、スマホと連動しているナースコール、人間関係の良さ、教育制度、子育て支援、待遇・福利厚生など、多角的な面から「働きやすさ」を考慮して、システムを整えていることがよく伝わってきました。スタッフや居住者様の笑顔がたくさんある職場でしたね。

――では、ここはちょっと、という点は？

2018年の設立から最初の2年間は、施設としても必死でやってきて今はだいぶ落ち着いてきたので、改めて原点に立ち返って改善点を洗い出しながらよりよい施設づくりをしていきたいとのことでした。コロナ禍で制限されていたイベントなども復活させたいとおっしゃっていました。

――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。

定時退社を推進していて、皆、定時で仕事を終えられるように協力しているとのこと。定時になるとタイムカードを押す場所が混雑するほどなのだそうですよ。また、周辺にお店がたくさんあって夜も明るいので夜の帰宅時も安心だなと思いました。