社会福祉法人 栄光会
ロイヤルの園
( 特別養護老人ホーム )
職場にどんな先輩がいるのかは、転職を考える際、とても気になることのひとつですよね。長く、やりがいを持って働いている先輩が多い職場なら、自分の今後のキャリアを構築するためにも参考になります。埼玉県所沢市にある「ロイヤルの園」は、長く働く職員がとても多く、定着率の高さが自慢とのこと。開設当初から在籍しているメンバーは、現在管理職・専門職として、よりよい職場づくりのために尽力しているそうです。さっそく伺って、その実態を確かめてきます。
- 形 態
- 特別養護老人ホーム
- 所在地
- 埼玉県所沢市/小手指駅
- 定 員
- 入所50名 短期入所10名
玄関
西武池袋線「小手指駅」南口から「早稲田大学」行きのバスで約8分。「所沢ロイヤル病院前」バス停で降りると、すぐそばに目指す「ロイヤルの園」がありました。玄関先で出迎えてくださったのは、ベテランの生活相談員さん。「隣接する所沢ロイヤル病院は、同じグループの運営で、入居者様への対応も24時間体制で担ってくれています」。隣に系列病院があるのは心強いですよね!今日はよろしくお願いします。
ロビー
かわいく飾りつけされたロビーで、栄光会について教えていただきました。「社会福祉法人栄光会は、埼玉県に5つの特養を展開し、通所、訪問、居宅介護支援事業などにも取り組んでいます。夏祭りなどの行事の際に法人内で助っ人を集めたり、研修の一環として法人の他の施設の勤務体験をしたりできます。引っ越し・スキルアップなどを理由に他施設に異動することもできるんです」。法人のスケールメリットがたくさんありますね。
通所フロア
通所フロアにご案内いただきました。広くて解放感があるし、何よりアットホームな雰囲気がいいですね!「通所定員は1日定員50名。よく見ていただくと、手作りの装飾があちらこちらにあるのですが、これらは利用者様と職員の共同作業。季節にちなんだ作品を作り、施設の至るところに飾っています。開設から20年以上の経験豊富な施設で、明るさ、楽しさ、家庭的な温かさに満ちていて、ご家族や見学者の方からも大変好評なんですよ」。
スタッフステーション
スタッフステーションへ伺うとカンファレンスが行われていました。「当施設が重視しているのは、入居者様の『生きがい・楽しみ』を生み出すこと。一般的なレクリエーションも開催していますが、大好きな晩酌を楽しんでいただいたり、趣味のパチンコに行くサポートを行ったり、自由で柔軟なサービスの提供のために、みんなで意見を出し合っています」と、皆さん。コロナ禍でできなかったことも、順次再開していきたいとのことでした。
入所フロア
入所フロアで、入職後の教育風景を見せていただきました。「新人教育では『エルダー制度』を導入し、こんなふうに専属のエルダー(教育担当者)がマンツーマンのOJTを行います。また、月1回は面談を行い、仕事の振り返りや目標達成度を確認します。また、働く上で悩みなどはないか、メンタル面までしっかりフォローしていることが当施設の教育の特徴です」。メンタル面のサポートまであるのは安心ですね。
入所フロア
入所フロアでは、介護職員の方々が、入居者様と笑顔で会話を楽しんでいる姿があちこちにありました。「どんなときも笑顔、が当施設のモットーです。また、入居者様に対してだけでなく、ご家族や、職員間の挨拶も大切にしています」。確かに見学していても、皆さんすれ違うと「こんにちは!」と笑顔で明るく挨拶をしてくださいます。こうした雰囲気のよさが、勤続年数の長さにもつながっているのでしょうね。
入所フロア
案内役の生活相談員さんと同じ、生活相談員さんお2人にお会いしました。「私たちは、特養、デイサービス、ショートステイで生活相談を担当していて、利用者様・ご家族に寄り添った親身な対応を心がけています」とのこと。多くの併設施設がありますよね?「はい。訪問介護事業所、ケアハウス、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所もあり、在宅介護から入所介護まで、幅広いニーズにお応えできる福祉サービスをご提供しています」。
イベント
つづいて、夏に行われたイベントの写真を見せていただきました。すごく楽しそうですね!「夏のイベントのあとには、お寿司パーティを実施しました。入居者様一人ひとりの嚥下状態を把握しながら、大きさ、形状、ネタを考え、お寿司を握って提供しました。お寿司は皆さん大好きなので、とても喜んでいただけました。ハードルが高そうなイベントでも、皆で知恵を絞ることで実現できることも多いんです」。素晴らしい取り組みですね。
廊下
「ロイヤルの園」では、ICTを活用して業務の効率化などにつなげているそうです。ICTの担当者さんにお話を伺いました。「ねむりスキャンを導入し、夜間も入居者様の様子を、スマホやタブレットで観察できるようにしています。入居者様は何かあっても自分でナースコールができない方も多いので、こうしたシステムはとても便利。これからもICTを導入して、安全・安心の管理体制を強化したいと考えています」と、ICT担当者さん。
廊下
ママさんスタッフにもお会いできました。子育てとの両立はいかがですか?「希望休がほぼ100%通るため、家族との予定が立てやすいですし、子どもの行事には必ず参加できています。また、日勤常勤・時短勤務・パート勤務など、多様な勤務形態が用意されています。また男性スタッフの育休取得も推進していて、希望に合わせて柔軟に対応しているんです」。素晴らしいですね。
野球観戦
最後に見せていただいたのは野球観戦時の写真。みなさんすごく楽しそうですね!「西武ドームが近いので、仕事終わりやお休みのスタッフが集まって、野球の試合を観に行くこともあるんです」。プライベートでも皆仲良しって、いいですよね。人間関係の良さが見学していても伝わってきました。皆さん、今日は本当にありがとうございました。
帰り道
――お疲れさまでした。定着率バツグンの特養、いかがでしたか。
- 20年以上の歴史がある特養なので、開設当初からのスタッフは、ほとんどが管理職・専門職として活躍しているそうです。人間関係がとても良好で、「プライベートでも会いたくなる仲間がいること」が大きな自慢なんだとか。実際、職員間の食事会やイベントが多く、とても楽しそうでした。
――どんなロールモデルのスタッフさんが活躍していましたか?
- 一般介護職を経て、副施設長・生活相談員・ケアマネージャーなどにキャリアアップしている先輩が多くいました。多様な勤務形態が選べるため、結婚・出産後も仕事を続ける女性が多く、妊娠中から職場復帰まで、しっかりサポートしてもらえる環境が整っていましたよ。
――では、ここはちょっと、という点は?
- 「ICTをもっと活用したい」とおっしゃっていました。今でも十分活用されているのですが、もっと推進したいそうです。確かにICTはどんどん進化しているので、最先端のものを見逃さず導入していくことって、これからの介護の現場には欠かせないことかもしれません。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 話しやすい方ばかりなので、見学時もあれこれ遠慮なく質問しちゃったのですが、「その質問に最も適したスタッフは今日はお休みだけど、代わりの人なら」と臨機応変に対応してくださるんです。また、何でも話してくださるのは、しっかりした職場環境が整っているからこそなのだろうなあ、と感じました。
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人間関係がよく、休みも取りやすい職場を探している方