春日部ロイヤルケアセンター
( 介護老人保健施設 )
介護の現場で働きたいと思ったとき、「何を重視している職場なのか」ということと、教育制度、働きやすさは要チェックの条件ですよね。IMS(イムス)グループの「春日部ロイヤルケアセンター」は、在宅復帰に力を入れている在宅強化型老健で、新卒者や他業種からの転職者を多く採用していて教育制度が充実しているとのこと。働きやすさがどうなのかも知りたいので、早速見学に行ってたくさんお話を伺ってきます。
- 形 態
- 介護老人保健施設
- 所在地
- 埼玉県春日部市/春日部駅
- 定 員
- 入所150名 通所60名
玄関
東武スカイツリーライン「春日部駅」からバスに乗り、「消防署前」バス停で下車して歩くこと約1分。目指す「春日部ロイヤルケアセンター」に到着しました。周囲は自然に囲まれた住宅街で、静かで落ち着いた環境に心が和みます。玄関先で出迎えてくれたのは、入職2年目の事務職員さん。「車通勤のスタッフも多く、敷地内に無料の駐車場も完備されています。今日はゆっくり見学していってくださいね」。
通所リハビリ
玄関を入ると、通所リハビリが行われている空間が目の前に広がってきました。その広さと解放感、そして活気にびっくり。「歩行訓練や日常動作のリハビリはもちろん、ミニゴルフができるスペースもあります。広いからこそ、利用者様の状態に合わせた幅広いリハビリができる設備を揃えられ、利用者様から好評なんですよ」。通所リハビリは、6~7時間の1日と1~2時間の短時間の、2種類があるそうです。
入所フロア
つづいて入所フロアへ行くとレッドコードでのリハビリが行われていました。「レッドコードは、一人ひとりの力に合わせた負荷をかけることができ、無理のないリハビリが実施できます。車椅子の方でもできるんです。通所フロアだけでなく入所フロアにも設置することで、入所者様が気軽にレッドコードを使ってリハビリができます。当施設では、日常生活のなかで身体機能をアップさせて在宅復帰につなげるリハビリに力を入れています」。
入所フロア
「入所エリアは、1階と3階が一般棟、2階が認知症専門棟に分かれています」。入所者様が食事やレクリエーションを楽しむスペースは、広くて明るく、解放感がありますね。「入所者様にアットホームな毎日を楽しんでいただけるよう、スタッフがアイディアを出し合っています。先日は、100歳を迎えた入所者様に、スタッフがお赤飯を炊いてお祝いしたんですよ」。わぁ!素敵なサプライズですね。
入所フロア
入所フロアの一角では、入所者様とスタッフさんが、テキストを広げて何かに取り組んでいました。「KUMONを用いた学習療法なんです」。えっ、KUMONって公文式のですか?「はい。認知症予防を目的とした脳トレ教材で、音読教材・計算教材・大人のすうじ盤100のセットです。文章を声に出して読むことや簡単な計算をすることで脳が活性化することがわかっているそうです」。楽しそうに問題に向き合う入所者様の姿が印象的でした。
スタッフステーション
スタッフステーションではカンファレンスの真っ最中。「当院では、多職種でのチームケアを実践するために、専門職が集まって申し送りやカンファレンスを行い、情報共有と意見交換をしています。それぞれの専門分野からの意見をケアやリハビリに活かすことが、高い在宅復帰率にもつながっています」。入所者様一人ひとりを多職種で見守っている環境だからこそ、入所者様の「できること」が増えていくのでしょうね。
スタッフステーション
指導風景も見学させてもらいました。「入職後は、新卒の方はもちろん、中途入職者にも、プリセプターが丁寧なOJTを行っています。勤務終了後には、プリセプターと一緒に業務の振り返りを行います。また、定期的に所属長を交えたキャリア面談を行って、目標設定が達成できているかを確認しながら指導を進めていくので、わからないことがそのままにならず、必要なスキルを身につけることができるんです」。
廊下
「当施設では、子育て中のスタッフがたくさん活躍しているんですよ」と、ママさんスタッフさんたちを紹介してくれました。「育休は、ママはもちろん、男性スタッフも取得できます。新卒で入職した若いスタッフも、こうしていきいきと働く先輩たちの姿を目の当たりにすることで、出産後の子育てと仕事の両立への不安がなくなるそうです」。子育て中のスタッフさんが多いと、育児の相談も気軽にできますよね!
多目的ホール
つづいて、多目的ホールへ。「施設のイベントや職員研修等に使用されていて、昼の休憩時間には食堂としても使用されています。新型コロナが5類扱いになったとはいえ高齢者施設での感染症対策は必須で、換気や人と人との距離には気を配っているので、このホールは天井が高くて広いため、対策に適しています。ここ以外でも当施設はスペースに余裕があるので、感染症対策がしやすいんですよ」。継続した対策って大切ですよね。
IMSグループの運動会の様子
「2023年秋に開催されたIMSグループの大運動会の様子です」と写真を見せてくれました。楽しそうですね!「新型コロナで数年できなかったので、大盛り上がりで、皆楽しんでいました。グループで働く仲間が一堂に会することで、改めて大きなグループの一員であることが実感できますし、交友関係も広がります」。家族の転勤などに応じてグループの他施設への異動も可能とのこと。大きなグループならではのメリットですね。
中庭
最後にご案内いただいたのは中庭。季節の花々が咲いているだけでなく、小さな家庭菜園もあるんですね。「今年は猛暑で、花やお野菜がなかなかうまく育たなかったのですが、少し涼しくなってきて、ナスが収穫できそうなんですよ」。施設や敷地のあちこちに、あたたかな雰囲気があふれている老健は、見どころがいっぱい。取り組みの数々もとても勉強になりました。皆さん、今日は本当にありがとうございました。
帰り道
――お疲れさまでした。工夫がたくさんで働きやすそうな老健、いかがでしたか?
- 新卒、中途、異業種からの入職者すべての方々が、やりがいを持って働いている姿が印象的でした。新卒から長く働ける環境ということは、それだけ教育が充実しているということで、社会に出てからの学びの大切さを実感しました。資格取得へのサポートも万全で、自分のペースでスキルアップできるのはいいな、と思いました。
――見学をしていて、他に印象に残っていることはありますか?
- 「ロイヤル便り」という広報誌が院内に掲示されているのですが、これは職場の広報委員会の方々が制作しているのだそうです。利用者様の事例紹介やイベント、各フロアの取り組み、職員紹介など、情報が盛りだくさんで読みごたえがありました。施設のホームページからも閲覧できるので、定期的にチェックしてみようと思います。
――では、ここはちょっと、という点は?
- 交通の便でしょうか。最寄り駅からは少し離れています。でも、バス停から1分ですし、とても広い職員用駐車場が完備されていて無料で利用できるため、マイカー通勤の方が多いんだとか。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 社内運動会などのイベントって、コロナ禍以前からやめてしまう会社やグループも多いなか、IMSグループは継続して行っています。こうしたイベントを通してグループメリットを再認識できるし、何より楽しい、と参加した皆さんはおっしゃっていて、なるほどなあ、と思いました。どんな時代になっても、人と人とのつながりや交流って大切で、それが仕事にプラスになることもたくさんありますよね。
グループメリットを実感できる職場で、いきいきと働きたい方
無資格・未経験だけど、しっかり指導を受けながら介護の仕事に挑戦したい方