2023年12月22日
【転活1】介護業界で働きたい方、必見! 介護職(介護士・介護福祉士)の転職活動の進め方
介護業界は業界内の転職が多い傾向にあり、職業を変える転職よりも、職場を変える転職を決意する方が多くいます。転職活動において、最初に取り掛かることや転職活動の期間など、気になることもあるでしょう。
そこで今回は、介護業界の転職活動の流れや、悩みやすいポイントについてご紹介します。
―― 情報収集から始めよう!
―― 気になる就職先は、事前見学をしよう
―― 履歴書や面接の準備
2.転職活動にかける日数はどのくらい?
―― 介護業界の転職活動の期間は短めが良い
―― 在職中に転職活動を始める場合
3.何を優先したいのかを考えよう
―― 仕事内容
―― 勤務時間
―― 収入
4.内定がうまく取れないときの解決策
―― 面接での表情や話し方を意識する
―― 先方に伝える「志望動機」を再考する
まとめ
1.介護職の転職活動の流れ
まず、介護職の転職活動の流れについて具体的に説明します。転職活動の流れを把握して、自分が納得のいく職場を見つけていきましょう。
情報収集から始めよう!
転職活動を行うときは、求人の情報収集から始めましょう。ハローワークや新聞の求人欄・折り込みチラシのほか、インターネット上の求人紹介サイトや転職エージェントを利用すると、効率よく情報収集ができます。特に、在職中の方はハローワークの求人情報をこまめに確認できない場合も多いため、スマホで確認できる紹介サイトや転職サイトの求人は便利です。
また、介護職の仕事は人づてに募集されることも多く、日頃から転職活動をしていることを介護関係の方に話していると情報が集まる可能性があります。
気になる就職先は、事前見学をしよう
気になる就職先が見つかったら、事前に見学することをおすすめします。見学をすることで職場の雰囲気や業務内容、利用者との接し方などを確認できて安心です。
履歴書や面接の準備
就職先を見学したあとは、履歴書の送付や採用面接が行われます。履歴書の書き方ですが、介護職の経験がある場合はその内容を具体的に記載しましょう。未経験の方でも、就職先が求める人物像と自分のアピールポイントがマッチしているかを考えながら、自己PRや志望動機を明記すると熱意が伝わります。
2.転職活動にかける日数はどのくらい?
転職活動を始める場合、転職にかける日数はどのくらい必要でしょうか。
介護業界の転職活動の期間は短めが良い
介護業界は人手不足ということもあり、1カ月以内で早期に就職先が決まるケースが多いようです。特に、離職中であれば即入職を希望される施設もあります。 一方、相談員やケアマネージャーなど、経験やコミュニケーション能力を必要とされる職種においては、選考に時間を要するでしょう。
在職中に転職活動を始める場合
在職中に転職活動を始める場合は、現在の仕事の引き継ぎや人員確保もあるため、転職活動期間を長めに見積もる必要があります。おおよそ半年間は確保しておいたほうが良いでしょう。また、退職の意志を伝えるなら、退職の1カ月~3カ月前までには直属の上司へ相談するのが一般的です。
3.何を優先したいのかを考えよう
転職活動をスムーズに進めるためには、自分の優先したいことや譲れない部分を明確にしておく必要があります。
仕事内容
介護職の仕事には、利用者のお世話を直接行う身体介護や、利用者・家族の相談を聞きケアプランを考える相談業務などさまざまです。前職の仕事を活かしつつ、キャリアアップや収入アップを考えている場合は、転職先でどのように成長したいか、どのようなことをやりたいかを明確にしましょう。転職において自分が優先したいこと、譲れないことをはっきりさせることで、転職後のギャップも少なくなります。
勤務時間
介護職は日勤を中心にするか、夜勤も行えるかどうかで、事業所の選択肢がある程度決まってきます。夜勤が難しい方はデイサービスなど、通所系サービスが中心となるでしょう。
収入
介護職の待遇や収入は、事業所により差があります。特に、特別養護老人ホームなどの施設は、対象者の介護度だったり夜勤があったりするため、年収が高い傾向にあります。また、介護福祉士などの資格を持っている方は、その手当が付く場合もあります。
4.内定がうまく取れないときの解決策
最後に、内定がなかなかもらえないときの解決策をご紹介します。転職成功のために、以下の2つのポイントに気を付けてください。
面接での表情や話し方を意識する
採用面接の所要時間は、30分~60分程度です。その短い時間のなかで合否が判断されるため、やはり第一印象は非常に大切です。 表情がこわばることなく常に笑顔であるか、話す声ははっきりと聞き取りやすいかなど、面接を受けているときの自分をもう一度振り返ってみましょう。受け答えがたとえスムーズではなくとも、落ち着いて自分の言葉で伝えられれば相手にも伝わります。
先方に伝える「志望動機」を再考する
履歴書や面接で先方に伝える「志望動機」を再考することも大切です。事業所の理念やサービスを理解した上で就職を希望している、ということが伝わると内定につながりやすいでしょう。また、実際に見学して感じたことを交えると、具体性があり好印象です。
5.まとめ
今回は介護職の転職活動について、一般的な流れや悩みやすいポイントについてご紹介しました。 転職をする際には、自分の志望動機やキャリアプランを明確にしておくことで、転職後のギャップを防ぐことができます。また、気になる就職先があれば必ず見学に行き、職場の雰囲気や業務内容などをよく確認することも大切です。
介護21コラム記事監修者
株式会社アドバン
人材採用サポート・Web事業・印刷物制作を中心とする事業を展開する株式会社アドバンを1991年に設立。人材採用サポートの中でも、医療・介護業界に特化する専門求人サイト『医療21』『介護21』を運営。リアルな求人情報を届け、人材紹介ではない”ベストマッチングの場”を提供している。