2023年12月22日
介護職の転職面接はスーツ?適切な服装と面接時の注意点
転職活動で重要視される面接。特に介護業界では、一般企業と比較すると書類選考にはさほど重きを置かず、面接によって採用・不採用を決める事業所が多数存在します。重要視されている面接だからこそ、どんな服装で行けば良いのか悩む方も多いことでしょう。転職の場合は、新卒と異なり、リクルートスーツでなければいけないという規定がありません。
今回は、転職面接での適切な服装と面接時の注意点をご紹介します。
2.介護面接の適切な服装【男女別】
―― 男性スーツ編
―― 男性私服編
―― 女性スーツ編
―― 女性私服編
3.介護面接ではNGな服装
4.気をつけたい面接時の注意点
―― 「清潔感」を意識する
―― 「TPO」をわきまえる
5.まとめ
1.介護業界では書類より面接を重視
一般企業を含め多くの業界では、書類選考を経て面接を行うケースがほとんどです。 しかし、介護業界では、人とのコミュニケーションが大切になる仕事のため、書類審査よりも面接を重視する傾向があります。書類審査と同時に面接を行い、応募者の人となりを面接で確認することが、介護業界では一般的です。
人の第一印象は最初に顔と顔を合わせてから、「3~5秒で決まる」といわれていて、第一印象を決めるのは、視覚情報からくる外見が半分を占めています。だからこそ、第一印象に影響する服装選びは重要なのです。
2.介護面接の適切な服装【男女別】
ここからは、男女別の適切な服装例をご紹介します。
男性スーツ編
スーツの場合は、黒、紺、グレーなどの落ち着いたカラーが好まれます。生地は無地のものやストライプが良いでしょう。インナーシャツは白色の無地が基本です。白シャツがない場合は、薄い水色など爽やかな清潔感のある印象にしてくれるものを選びましょう。ネクタイは、派手なデザインや派手な色のものは避けてください。面接時のおすすめカラーは紺、水色、エンジ、緑、グレー、薄い黄色などです。落ち着いた色味もしくは爽やかさを演出してくれるカラーを選択してください。
男性私服編
私服の場合は、シャツにジャケットまたはカーディガンを着用し、ボトムはスラックスやチノパンで落ち着いた印象を演出しましょう。足元は革靴で行くと、全体の服装が引き締まります。
女性スーツ編
スーツの場合、黒や濃紺、グレーなどの落ち着いたダーク系のカラーがベスト。スカートタイプかパンツタイプで悩まれる方もいますが、どちらでも大丈夫です。スカートタイプの場合は、膝が隠れるくらいの丈で、ストッキングは肌色のものを選ぶようにしましょう。パンツタイプは、タイトすぎず、自分にフィットしたサイズのパンツを選び、座ったときにくるぶしが隠れるくらいの長さがおすすめです。シャツは男性と同じで白色の襟付きシャツが基本になります。シミ・シワがなく清潔感があるか確認しておきましょう。
女性私服編
私服の場合は、ブラウス・ジャケットまたはカーディガン、膝丈のスカートといった一般的に「オフィスカジュアル」と呼ばれる服装が適しています。また介護体験実習などがある場合、床にしゃがんだり中腰になったりする可能性もあるため、チノパンなど多少動きやすい格好で行くと良いでしょう。基本的に奇抜な色味でなければ、女性の場合は特に問題ありません。黒や濃紺などのダーク系の色味から、薄い水色や黄色といったパステルカラーの明るい色味でも爽やかな印象を与えてくれます。
3.介護面接ではNGな服装
Tシャツやジーンズなどカジュアルすぎる服装や、派手な色味の服装は、面接のようなオフィシャルな場面では失礼にあたります。
また、面接は介護施設で行うことが多く、施設によっては利用者の方の身体を傷つける可能性があることから装飾品を禁止している場合もあります。そのため、アクセサリー類や腕時計などは外して、面接に臨むようにしましょう。
4.気をつけたい面接時の注意点
「清潔感」を意識する
介護業界では、面接時の服装に特に指定がなく、カジュアルな服装で問題ない事業所もあります。しかし、「カジュアル」の定義は広く、個人の主観も入ってしまうため、採用側の想定と面接を受ける側の想定にズレがあると「ラフな格好で常識がない」と悪い印象を与えてしまう場合があります。そのため、服装の指定がない場合はスーツが無難です。
「TPO」をわきまえる
スーツ以外の服装で気をつけたいところは、TPOに合わせた服装を心掛けることです。面接は社会人として常識が問われる場所のため、着崩したり、肌を露出したり、あまりにもラフな服装はマイナスな印象につながります。
5.まとめ
今回は、転職面接での適切な服装と面接時注意点をご紹介しました。
新卒とは違い、服装が自由になってくる転職面接。どのような服装で行ったら良いのか、どの程度の私服で行けば良いのか悩んでしまう方も多いでしょう。基本的には、面接ということを忘れずあまりカジュアルすぎない服装が適切です。しかし、応募先で実習があったり、介護ができる服装などと指定をされたりする場合は、柔軟に対応しましょう。身だしなみは第一印象に深く関わるため、面接前の服装選びはきちんと下準備をしておくことが大切です。
介護21コラム記事監修者
株式会社アドバン
人材採用サポート・Web事業・印刷物制作を中心とする事業を展開する株式会社アドバンを1991年に設立。人材採用サポートの中でも、医療・介護業界に特化する専門求人サイト『医療21』『介護21』を運営。リアルな求人情報を届け、人材紹介ではない”ベストマッチングの場”を提供している。