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介護福祉士資格取得の秘訣:勉強方法から試験対策まで

2024年09月26日

介護福祉士の資格を取得したいけど、どのように勉強を進めれば良いのかお悩みの方も多いかと思います。

この記事では介護福祉士資格の取り方に焦点を当て、効率的な学習方法や試験対策のポイントを詳しくご紹介します。これから勉強を始めようとする方にも分かりやすく解説していますので、最後までお読みいただければ介護福祉士の資格取得への道がぐっと近づくでしょう。

ページ目次

1.介護福祉士とは?

介護福祉士は高齢者や障がい者の日常生活を支援する専門職で、厚生労働省が管轄する国家資格です。具体的には食事や入浴、排泄の補助といった身体介護や、掃除や洗濯などの生活援助を行います。

介護福祉士資格の取り方は厚生労働省が指定した公益財団法人社会福祉振興・試験センターが実施する介護福祉士国家試験を受験し、合格して資格の認定を受けるという方法があります。

介護福祉士は超高齢社会の日本を支える基幹的な存在です。介護に携わる人材の需要は年々増加しており、介護福祉士はその中心的な役割を担っています。また、資格を取得することでキャリアアップの機会も広がります。

介護福祉士にはコミュニケーション能力や共感力、問題解決能力などのスキルが求められますが、多くの人々の生活を支えるやりがいのある職業です


2.介護福祉士国家試験とは?

介護福祉士国家試験は介護福祉士資格を取得するために必ず受けなければならない試験で、厚生労働省が指定する公益財団法人社会福祉振興・試験センターによって実施されます。試験は毎年1月下旬に行われ筆記試験が中心です。介護福祉士国家試験では以下の13の科目から出題されます

  • 人間の尊厳と自立
  • 人間関係とコミュニケーション
  • 社会の理解
  • 介護の基本
  • コミュニケーション技術
  • 生活支援技術
  • 介護過程
  • 発達と老化の理解
  • 認知症の理解
  • 障害の理解
  • こころとからだのしくみ
  • 医療的ケア
  • 総合問題

この13科目は介護福祉士として必要な知識と技術を幅広くカバーしており、受験者の総合的な能力が審査されます。介護福祉士国家試験は、介護の現場で働くための基礎知識と技術を確認する重要な試験です。資格を取得することによって、介護のプロフェッショナルとしての道が開け、社会的にも高い評価を得られます

2-1.受験資格

介護福祉士資格の受験はまず受験資格を満たすことから始まります。要件を満たすためには、主に以下の3つのルートのいずれかを経る必要があります

  • 実務経験ルート:介護現場で3年以上の実務経験を積み、実務者研修を修了することにより受験資格を取得する方法です。
  • 福祉系高校ルート:福祉系の高校を卒業し、必要な科目を履修することにより受験資格を取得する方法です。
  • 専門学校・大学ルート:福祉系の専門学校や大学を卒業することにより受験資格を取得する方法です。

以上の3つのいずれかのルートを経ることによって、介護福祉士国家試験の受験資格が得られます。各ルートの介護福祉士資格の取り方については、記事の後半で詳しく説明しますので、ぜひ最後までお読みください。

2-2.試験の難易度・合格率

介護福祉士資格の取り方を知りたい方は、試験の難易度を知っておくと対策が立てやすくなります。介護福祉士国家試験は合格率が約60%と難易度の高い試験ですが、しっかりと勉強すれば十分に合格可能です。

しかし13科目すべてで得点が必要なので、全ての科目をまんべんなく学習しなければなりません。介護福祉士資格の試験には年齢制限や学歴制限がないので、40歳以上で受験される方も多い傾向があります。幅広い年齢層がチャレンジしやすい、どなたでもチャンスがある資格なのです。

3.介護福祉士国家資格取得のためにおさえておきたい4つのこと

介護福祉士は要件を満たし、努力すれば誰にでもチャンスがある資格です。しかし、無計画に勉強をしても、やがて行き詰ってしまいます。介護福祉士資格を取得するためには、何よりもしっかりとした計画と準備が必要です。

重要なのはどのくらいの学習時間が必要なのかを把握すること、自分に合った教材や学習方法で勉強すること、そしてすでに学んだ分野でもしっかりと復習することです。ここからは介護福祉士資格を取るためのポイントを4つに絞って分かりやすく説明します。


3-1.①資格取得までに必要な勉強時間

介護福祉士資格の取り方として、試験勉強は3ヶ月〜半年くらい前から始めるのが目安です。たとえ毎日少しずつでも定期的な学習時間を確保し、計画的に進めることが合格への近道です。

特にたくさんの過去問に取り組むことで合格率が高まります。過去問を通じて試験の傾向や出題形式を掴むことができるので、自信を持って本番の試験に臨めます。介護福祉士資格を取るためにはコツコツとした積み重ねが大切であり、きちんと準備をすればきっと合格できるでしょう。

3-2.②試験突破のカギは教材選びにあり

介護福祉士資格の取り方で重要なのは適切な教材選びです。問題集や参考書はもちろん、動画やアプリなど、さまざまな勉強法があります。特に動画やアプリは隙間時間を活用して効率よく学習を進めるのに効果的です。たとえば通勤時間や休憩時間にスマートフォンを使って学習することにより、時間を有効に使って学習できます。

自分に合った教材を選び、計画的に学習を進めることによって、介護福祉士資格取得への道が大きく開けるでしょう。

3-3.③自分に合った勉強方法を見つける

介護福祉士資格の取り方で大切なのは、自分に合った勉強スタイルを見つけることです。たとえば「とにかく復習をして反復をする」ことが効果的な方法の一つです。同じ問題を何度も解くことで、知識が定着しやすくなります。また、視覚的に覚えやすい人は、図や表を使った教材を活用すると良いでしょう。さらに、音声で学習するのが得意な人は、講義動画や音声教材を利用するのもおすすめです。

ご自身に合った方法で学習を進めれば、効率よく知識を身につけられます。最初は難しいと感じても、少しずつでもコツコツと勉強すれば大丈夫です!自信を持って試験に臨みましょう。

3-4.④実習の内容を復習する

介護福祉士資格の取り方として、国家試験に向けて過去問を反復することは非常に重要ですが、それだけでなく実習や現地で学んだことを復習することも大切です。実習の内容をしっかりと復習すれば、理論と実践の両方をバランスよく学べます。

過去問と実習の復習を組み合わせることによって実際に目で見たことや経験したことと机上の理論がリンクし、相乗効果が生まれます。また、実習で得た経験や知識は試験で問われる事柄に直結しているので、試験問題の理解につながりより合格に近づくでしょう。

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4.介護福祉士になるための3つのルート

先述のように、介護福祉士資格の取り方には以下の3つの主要なルートがあります。


  • 福祉系の高校を卒業する「福祉系高校ルート」
  • 福祉系の専門学校や大学を卒業する「専門学校・大学ルート」
  • 介護現場での実務経験を積む「実務経験ルート」

ここからは介護福祉士になるための3つのルートの詳細をそれぞれ紹介します。自分に合ったルートを見つけ介護福祉士資格の取得を目指しましょう。

4-1.実務経験を積む

介護福祉士資格の取り方として実務経験を積むルートがあります。まず、初任者研修(旧ホームヘルパー2級)と実務者研修(旧ホームヘルパー1級)の2つの研修を受け、合計450時間の学習を行います。その後、3年以上(従業期間1095日以上、従事日数540日以上)の介護業務で実務経験を積むことによって、介護福祉士国家試験の受験資格が得られます。

4-2.福祉系の高校や特例高校を卒業する

介護福祉士資格の取り方として、福祉系の高校や特例高校を卒業するルートもあります。具体的には、文部科学大臣・厚生労働大臣が指定した福祉系高校や中等教育学校(専攻科を含む)で、福祉に関する所定の教科目の学習および単位を取得して卒業した方が対象です。

また、通信教育校などの特例高等学校(専攻科を含む)で福祉に関する所定の教科目・単位を修めて卒業した方の場合は、卒業後に従業期間9ヶ月以上、従事日数135日以上の介護業務で実務経験を積むと受験資格を得られます。

4-3.養成施設を卒業する

介護福祉士資格の取り方として養成施設を卒業するルートもあります。養成施設とは大学、短大、専門学校のことを指します。特に福祉系大学や社会福祉士、保育士養成施設を卒業した人を対象にした1年過程の学習施設もあります。これらの施設で所定のカリキュラムを修了することによって、介護福祉士国家試験の受験資格を得られます。

4-3-1.介護福祉士を目指すルートには外国人枠もある

介護福祉士資格の取り方には外国人枠を利用する方法もあります。日本は経済連携協定(EPA)に基づき、インドネシア、フィリピン、ベトナムからの人材を広く受け入れています。技能を有し、日本語が堪能な外国人の就労を推進しており、特定技能や技能実習制度も活用されています。介護業界は外国人の参入が求められているほど人材不足が進んでいるため、介護福祉士資格を取得すれば確実に活躍の機会が増えるでしょう

4-4.介護福祉士志望者がたどる主要なルートとは

介護福祉士資格の取り方にはいくつかのルートがありますが、介護福祉士になる人の大半は介護系の高校や専門学校、大学を卒業しているわけではありません。実際に約8割の方が実務経験を積んで介護福祉士になっています

多くの介護福祉士が介護現場での経験を積みながら介護福祉士国家試験を突破し、資格を取得しているのです。門戸が広く開放されているので未経験からでも挑戦できる国家資格といえます。

5.介護福祉士免許を取得したら

介護福祉士資格の取り方を知り、試験に合格したら、次は免許取得の手続きです。まず、必要書類を準備し、簡易書留で試験センターへ提出します。センターでの審査を経て書類が受理されると、介護福祉士の名簿に記載されます。その後、登録証が発行され、正式に介護福祉士と名乗ることができます。

この一連の手続きを完了することで、ようやく介護福祉士としての活動が可能になります。資格取得後も継続的な学習と実務経験を積むことによって、さらなるキャリアアップが期待できるでしょう


5-1.介護施設の求人を探してみよう

介護福祉士資格の取り方を学び資格を取得したら、次は介護施設での求人を探してみましょう。介護施設での実務経験はキャリアを積む上で非常に価値があります。なぜなら、実務経験が長いほど実績が評価されるため、将来的なステップアップの大きな助けになるからです

長期間勤務するためには自分に合った職場を選ぶことが重要です。勤務地や給与、福利厚生(各種手当、休暇制度、勤務時間など)が詳しく書かれている求人サイトを選ぶことが重要です。これにより、自分に合った職場を見つけやすくなります。しっかりと情報を収集し、理想の職場で充実した介護福祉士としてのキャリアをスタートさせましょう。

介護21介護業界に特化した求人サイトです。さまざまな介護法人、介護施設の求人情報を掲載しており、希望する条件で検索しやすくなっています。ぜひ介護21を活用してご自身に合った職場を見つけましょう。


まとめ:介護福祉士資格にチャレンジし、選択の幅を広げよう

介護福祉士資格の取り方にはおもに実務経験を積む、福祉系高校や特例高校を卒業する、養成施設を卒業するという3つの方法があります。資格を取得するには時間がかかりますが、未経験からでも現場で経験を積みながら目指せる資格であり、将来性も非常に高いです。なぜなら、介護福祉士は超高齢社会の日本においてニーズが多く、安定した職業だからです。

居住地や年齢に制限がないため、誰でもチャレンジできる資格です。資格を取得すれば介護のプロフェッショナルとしての道が開け、キャリアの選択肢が広がるでしょう。この記事で介護福祉士資格の取り方を把握したら、ぜひ介護福祉士資格にチャレンジし自分の可能性を広げてみましょう。適切な準備をしてコツコツと学習すれば、努力が必ず実を結ぶはずです。

介護21コラム記事監修者
株式会社アドバン

人材採用サポート・Web事業・印刷物制作を中心とする事業を展開する株式会社アドバンを1991年に設立。人材採用サポートの中でも、医療・介護業界に特化する専門求人サイト『医療21』『介護21』を運営。リアルな求人情報を届け、人材紹介ではない”ベストマッチングの場”を提供している。

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