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介護ドライバーとは?仕事内容や給与など働くためのお役立ちガイド

2024年06月20日

介護に関わる職種の一つに介護ドライバーというものがあります。車の運転が好き、人と触れ合うことが好き、あるいは職業ドライバーの経験を活かしたいということであれば、介護ドライバーという選択肢もいいかもしれません。

この記事では介護ドライバーの仕事内容や働き方、必要な免許や資格やなり方についてご紹介します。

ページ目次

1.介護ドライバーとは

介護ドライバーとは自宅や病院から介護施設まで送り迎えをするドライバーのことを指します。たとえばデイサービスの場合、利用者は日中だけ施設に通い介護サービスを受けます。朝、介護ドライバーが車を運転して利用者の自宅まで迎えに行き、午後は利用者を施設から自宅まで送ります。

車両はミニバンや軽ワゴンなどの乗用車のほか、車椅子のまま乗れる介護車両を運転することもあり、施設によってさまざまです。また、利用者が車に乗り降りする際の介助も送迎ドライバーが行います。


介護タクシー運転手との違い

介護ドライバーは一般的に介護施設に雇用され、その施設の利用者のみを送迎するケースが多いです。一方介護タクシーや福祉タクシーのドライバーはタクシー会社に雇用され、介護施設の利用者だけでなく幅広いお客様を送迎します

介護タクシーは通院や日用品の買い物など要介護者が日常生活を送る上で必要な移動をサポートするためのサービスです。要介護1〜5の方が対象となり、運賃の一部は介護保険から捻出されます。

福祉タクシーは公共交通機関での移動が困難な方を対象としたサービスです。日常生活を営む上で必要な移動はもちろん、旅行や冠婚葬祭などの際にも利用することができます。要介護認定を受けていない方でも利用できますが、介護保険の対象外なので費用は全額自費です。

需要が高まる介護ドライバー

近年は少子高齢化で介護を必要としている方が増加しており、それに伴って介護施設の件数も増えています。特に地方では利用者の自宅から介護施設までの距離が離れており、車でしか通えないケースも多いです。

一方で運転免許の保有者は減少傾向にあり、ドライバーのなり手も少なくなっています。バスやタクシー、トラックなどのドライバー不足が報道されていますが、介護ドライバーも例外ではありません。また、特に都市部では公共交通機関が整備され、免許を持っていても運転する機会がないという方が多いです。

介護施設の増加と人手不足という背景もあって、今介護ドライバーの需要は非常に高まっており、介護ドライバーの求人も非常に増えています。

2.介護ドライバーの働き方

ここからは介護ドライバーの仕事内容や働き方についてもう少し深堀りして見ていきましょう。気になる給料や休日についてもご紹介します。

運転だけではない?業務内容

介護ドライバーの仕事内容は福祉車両の運転や使用する車の清掃、整備、点検などが主になります。安全に利用者を自宅から介護施設、介護施設から自宅まで送り届けることが一番大きなミッションです。

ただ、施設内の事務作業や清掃、介護の資格を保有しているのであれば利用者の車の乗り降りの介助など、運転以外の仕事も任されるケースがあります。業務内容や範囲は事業所や介護施設によって変わってきますので、しっかりと求人情報を確認しておきましょう。


介護ドライバーの1日のスケジュール

介護ドライバーの一日の仕事の流れを表にまとめました。

朝出勤して介護車両を運転して午前中は利用者を自宅まで迎えに行き、午後は利用者を自宅まで送り届け、夕方に退勤するというのがおおまかな一日の流れです。また、送迎の合間や送迎後は車両の整備や事務処理、次の送迎の準備など運転以外の業務も行います。

なお、施設の運営時間によってはシフト制になっている場合もあります。

全国平均で見る介護ドライバーの給与

介護ドライバーの収入は正職員かパート・アルバイト、派遣社員かによって変わってきます。正職員の場合、平均年収は350万円ほど、パート・アルバイトは時給1050円、派遣社員は時給1,300円程度となります。

なお、事業所や施設によっては運転手当や介護職員初任者研修や実務者研修、介護福祉士などの資格手当が支給される場合があります。求人を探す際には基本給はもちろん、手当の有無や種類についても確認しておきましょう

介護ドライバーの休暇

休日に関しても事業所や施設によって異なります。介護施設は平日に加えて土曜日も開いているので、シフト制で月10日程度休日を取得するケースが多いようです。土日に休めることもあれば、日曜日と平日に1日休むなど、さまざまなパターンが考えられます。

休日の日数や勤務サイクル、休暇制度の有無についてもしっかりとチェックしておきましょう。

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3.介護ドライバーの雇用形態

介護ドライバーは大きく主に正職員とパート・アルバイトなど非正規職員という2つの雇用形態があります。ここからはそれぞれの働き方について見ていきましょう。

正社員で介護ドライバーになるケース

介護事業所や介護施設のいわゆる正社員として働く方法です。正職員の場合は車の運転だけでなく、施設内の事務作業や利用者・ご家族への対応など幅広い業務を担当するケースが多いです。

給与水準は非正規職員よりも高く、安定した働き方ができるのが正職員のメリットといえます。勤務時間が長く、幅広いスキルが求められ、ドライバー職以外の職種に配置転換される可能性があることは念頭に置いておきましょう。


非正規職員で介護ドライバーになるケース

パートやアルバイトの場合は送迎が必要な時間帯(7時〜10時、15時〜18時など)のみ勤務するというスタイルになります。

勤務時間が短いため仕事と家庭との両立がしやすい、運転や車両の整備などの仕事のみを担当できる、未経験でも採用されやすい点がメリットです。一方で勤務時間が限定されるので正職員よりも収入が少なくなる、事業所や施設の都合によって勤務日が減らされたり雇用が終了したりするなど不安定になりやすい、キャリアアップにつながりにくいなどのデメリットもあります。

4.介護ドライバーに必要なこと

ここからは介護ドライバーに求められる資質やスキル、心構えについてご紹介します。介護ドライバーを目指されている方は、ぜひ以下のことについて意識しておきましょう。

資格・免許

介護ドライバーの仕事は車を運転することなので、当然のことながら運転免許は必須となります。ただ、運転する車両は乗用車であるケースがほとんどなので、普通自動車一種免許(普通免許)を取得していれば問題ありません。バスやタクシーのように運賃をお客様からいただくわけではないので、二種免許は不要です。

また、介護ドライバーは利用者が車を乗降する際に介助する必要が出てきます。介護職員初任者研修や介護福祉士の資格を取得することで、乗降介助をスムーズにかつ安全にできるようになります。また、介護関係の資格を取得すれば、将来介護士として活躍するという選択肢も増えます。

重要な心構え

介護ドライバーに必要な心構えとしては以下が挙げられます。

  • 安全意識
  • コミュニケーション能力
  • 気遣いの心
  • 利他的な心をもつ

介護ドライバーは利用者の大切な命を預かる仕事なので、安全意識が何よりも求められます。事故や違反を起こさない、安心して利用者が乗れる運転を意識しましょう

また、利用者と接する機会が多いのでコミュニケーションがとれることや気遣いができることも重要です。

自分の都合ではなく、利用者を第一に考え、利用者のためになる行動をする。介護に関わるすべての職種で求められるのは利他的な精神といえます。ぜひ、介護ドライバーを目指すのであれば、これらのことを意識しておきましょう。

5.介護ドライバーの求人の探し方

介護ドライバーになるには介護事業所や介護施設に雇用される必要があります。他の仕事と同じように、求人に応募して面接を受けるという流れになります。最後に、介護ドライバーの求人を探す際のポイントについて見ていきましょう。


介護業界専門の転職サイトを活用する

介護ドライバーの求人を探すのであれば、介護業界専門の転職サイトを利用されるのがおすすめです。一般的な求人サイトは非常に情報量が多いですが、それだけに介護ドライバーの求人をピンポイントで探すのは大変です。

介護専門の転職サイトであれば、介護ドライバーに限定して求人を探しやすいというメリットがあります。また、介護という仕事に対するモチベーションが高い人が見ているため、介護専門の転職サイトに限定して求人を出している介護事業者や施設も多いです。

介護専門の求人サイト「介護21」では介護ドライバーに限定して求人情報を探すことも可能。エリアや雇用形態、その他条件も指定できるため、ご自身にぴったりの職場が見つかる可能性が高いです。

まとめ:介護の現場で運転スキルを活かしてみよう

介護ドライバーは利用者の命を預かる大きな責任が伴う仕事です。しかし、利用者の方が乗り降りする際に「ありがとう」と言ってもらえるやりがいがある仕事でもあります。

普通自動車免許さえ持っていれば業界未経験の方でも比較的なりやすい職種です。介護の仕事に興味がある方、運転が好きな方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

介護21は全国の介護事業所や介護施設の求人情報が掲載されている、介護専門求人サイトです。介護ドライバーの求人も掲載されていますので、ぜひ活用してみてください。

介護21コラム記事監修者
株式会社アドバン

人材採用サポート・Web事業・印刷物制作を中心とする事業を展開する株式会社アドバンを1991年に設立。人材採用サポートの中でも、医療・介護業界に特化する専門求人サイト『医療21』『介護21』を運営。リアルな求人情報を届け、人材紹介ではない”ベストマッチングの場”を提供している。

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