社会福祉法人 星風会

ステラ千住ふたば保育園

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園長インタビュー

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ステラ千住ふたば保育園

園長インタビュー

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園長の、保育や仕事に対する“想い”が聞けるコンテンツです。

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園児の理解者になることを大切に。
職員みんなが、かけがえのない宝物。

Profile

園長/佐々木 恵美子
岩手県出身。駒沢女子短期大学保育科を卒業後、東京都の公立保育園に37年勤務(保育士17年、主査6年、園長14年)。その後、足立区役所保育指導担当係長3年、福祉事務所1年の勤務を経て、2015年に「社会福祉法人 星風会」に入職。2019年6月に「ステラ千住ふたば保育園」の立ち上げに園長として携わり、現在に至る。

これまでの歩み

これまでの歩みと、園長になられた経緯を教えてください。

私は岩手県出身で、東京の短大で保育を学び、東京都の公務員保育士となり、定年まで公立の保育園に勤めました。うち14年間は園長としての勤務でした。その後、区役所の保育指導の仕事と、福祉事務所での勤務があって、星風会から入職の誘いをいただきました。
保育士としての定年間近のできごとと福祉事務所での仕事で感じていた思いがあって、保育士人生第2幕のスタートを切らせていただくことにしたんです。

それはどんな思いですか。

定年間近に東日本大震災がありました。たくさんの保育園が津波で甚大な被害を受けて園長の一瞬の判断の違いが園児たちの生死を分けたことを知り、「子どもの命を守りたい。そのために私には何ができるだろう」と日々思って勤務していたことを覚えています。
そして福祉事務所では、お子さんからの虐待や金銭搾取などに悩むご高齢者の方々に出会いました。私が痛感したのは、長年携わってきた「保育園」には、子どもが小さいときに温かい親子関係を築くお手伝いをする役割があって、それはとても大切なものなのだ、ということでした。

そんな時にこちらの園長としての誘いがあったのですね。

はい。お誘いを受けて、私の中に、「子どもの命と真剣に向き合える後継者を育てたい」「新米ママ・パパに子育ての楽しさを伝えたい」という気持ちが湧いてきて、お受けすることにしました。一人でも多くの後輩たちに「保育士になって良かった」と感じてもらえるような職場づくりを目標にしています。

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保育についての考え方

どんなことを大切にする保育方針ですか。

星風会全体の保育方針に加えて、当園ではオリジナルの取り組みを掲げています。愛着形成の取り組み、遊びの環境づくり、そして、読書活動・音楽活動・食育事業・運動遊び・英語遊びの推進です。どれも子どもを育むために大切なものです。
特に大切にしているのは「愛着形成の取り組み」です。幼少期の愛着形成は「心の育ちの土台」になると言われていますから、まずは園児の言動を前向きに受け止めて、一番の理解者であろうとする姿勢が重要なんですよね。

具体的にはどのようなことですか。

当園では保育士たちに、園児が転んで「痛かった」と言ったら、「痛くない、大丈夫」ではなく「痛かったね」と共感することが大切、と伝えています。すると園児は、「分かってもらえた、自分は周囲から大事にされている」と安心するんですよね。その光景を隣で見ていた別の園児まで、転んでいないのに「痛かった」と言い出すこともありますが(笑)、そんな時もぜひ、「○○ちゃんも痛かったね」と寄り添ってその子の気持ちを感じてほしい、と伝えています。
そんなふうに、「子どもの気持ちをどう受け止めるか」「子どもの心にどう寄り添うか」などをテーマに私が講義を行ったり、子どもの人権や自己肯定感に関する園内研修を開催したりしています。

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職員への思い

残業削減やお休み取得の推進をされていると聞きました。

私は、職員一人ひとりが、かけがえのない宝物だと思っているので、「人生の優先順位をつけるなら、1番が自分の健康、2番が家族、3番が仕事でいいのよ」とみんなに伝えています。心と身体の健康はすべての基盤になりますから、休みを取ることは当然で、残業削減にも取り組み、休憩時間や有休もしっかり取れるように配慮しています。

子育てとの両立もできる環境ですか。

はい。私自身が働きながら子育てをしてきたので、働くママ・パパの悩みや葛藤が理解できます。子どもの急病で仕事を休むのはすごく心苦しいものなので、園長である私から、「お母さん・お父さんの代わりはいないのだから、遠慮しないで休みなさい」というフォローを心がけています。
保育はチームで行うもので、「残りのメンバーで何とかしよう!」という雰囲気をつくるのも私の役割だと思っています。当園には子育てと両立している保育士も多く在籍しています。

メッセージをお願いします。

仕事漬けの生活になって自分が潰れないように、私、園長就任と同時に、フラダンス教室に通い始めたんですよ。月に数回ですが、体力づくりと心の癒しのために続けています。それと、家族と過ごす時間も大事にします。8人の孫がいるので、休日は孫たちと遊んで過ごすことが多いです。この2つが私の健康の秘訣です。
ストレスが多くて楽しみがない毎日では、質の高い保育は提供できませんから、ぜひ仕事以外の時間も充実させて、「笑顔でいられる自分」を大切にしてください。当園が最も重視する採用条件は、あなたの素敵な笑顔です!

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プライベートの過ごし方

友人との時間が大好きです

昔の職場の同僚とはずっとつながっていて、ときどきランチや旅行を楽しんでいます。写真は、3年前に仲間と行ったハワイ旅行の時のものです。

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