【医療法人社団 東京朝日会 介護老人保健施設　あさひ】Webで施設見学

多様な人材が活躍する職場は、柔軟性があって新しい意見・アイディアが通りやすそうですよね。足立区竹の塚にある「介護老人保健施設あさひ」では、多様な人材の活躍を推進していて、ママさん管理職の登用や、男性スタッフの育休取得、外国人介護職の活躍などを応援しているとのこと。ワークライフバランスを大切に考え、誰もが働きやすい職場づくりを進めているそうなので、さっそく見学に行って確かめてきます！

「介護老人保健施設あさひ」へのアクセスは、東武スカイツリーライン「竹ノ塚駅」から10分弱バスに乗り、「花畑区民センター」バス停で下車して徒歩2分。同法人の「あさひ病院」が車で5分ほどの場所にあり、密な連携体制を構築しているそうです。玄関で迎えてくれたのは、新卒入職1年目の介護スタッフさん。「ようこそ！今日はゆっくり見学して行ってくださいね」。

さっそく玄関を入ってエントランスロビーへ。とてもきれいで明るい空間ですね。「ありがとうございます。利用者様に快適に過ごしていただけるよう、毎日の清掃を徹底しているので、ご家族からもよくお褒めの言葉をいただきます。どのフロアも居心地の良い環境を整えているため、入所をきっかけに施設の雰囲気を気に入り、退所後も当施設の通所リハビリやョートステイを継続して利用していただいている方が複数いるんです」。

1Fには、広くて開放的な通所リハビリフロアがありました。「通所リハビリの定員は1日30名で、こちらの1Fは、体操・ゲームなどの集団レクリエーションや趣味活動・食事などを行う生活の場です。4Fには、多様な訓練機器やリハビリマシーンを完備したリハビリテーション室があり、通所の利用者様にもPT・OT・STによる個別リハビリを提供しています」と、介護スタッフさん。

お次は、入所フロアへ。「定員126名の入所フロアは、2Fと3Fで機能を分け、2Fではショートステイや比較的自立度の高い方を中心に受け入れ、3Fでは要介護度や医療依存度が高い方を中心に受け入れています。同法人の『あさひ病院』の強みは脳神経外科で、退院後は当施設でリハビリの継続を推進しているため、後遺症などを抱える利用者様も多いのが特徴です」。入所の利用者様の約3分の1は、あさひ病院を退院した方なのだとか。

つづいて、ママさん看護師さんを紹介していただきました。子育て中のスタッフは多いですか？「とても多いです。個々が希望する働き方を尊重してくれる職場なので、管理職としてキャリアを磨くママさんもいれば、日勤常勤やパート勤務を選ぶママさんもいて、それぞれが自分らしく働いています。最近では男性スタッフも育休を取得し、積極的に子育てに参加していますよ」と、ママさん看護師さん。

案内してくださっている介護スタッフさんは、働きながら資格を取得したそうです。「入職時は無資格・未経験でしたが、上司の勧めで初任者研修を修了しました。当施設は資格手当が手厚く、年2回のボーナスもしっかり支給されるため、働きながらキャリアアップを目指す介護職がたくさんいます。私は今後、実務者研修を修了し、介護福祉士の資格取得を目標にしているんです」と、介護スタッフさん。

つづいて、新人介護スタッフさんへの指導風景を見学させていただきました。「入職後は、新卒者にも中途入職者にもサポート役の先輩が付き、こんなふうにマンツーマンの丁寧なOJTを行っています。介護の仕事が未経験の方の場合、腰痛などに悩まされる方が多いため、当施設では最新の介護ベッドや機械浴槽などを活用して、介助負担の軽減に努めています」と、介護スタッフさん。それは安心です。

お次は、外国人スタッフさんを紹介していただきました。「当施設には、海外出身の介護スタッフが10名ほど勤務していて、とても国際色豊かです。働く中で言葉の壁にぶつかることもありますが、当施設のスタッフは親切な方ばかりなので、介護の知識・技術だけでなく、日本語も優しく教えてくれます」と、外国人スタッフさん。多様性があって思いやりに溢れた職場ですね。

スタッフステーションに行くと、多職種カンファレンスが行われていました。「当施設では質の高いチームケアを目指しているため、定期的なカンファレンスでは職種を超えた意見交換・情報共有をしっかり行っています。利用者様によって心身の状態や生活背景、目指すゴールが異なりますから、さまざまな専門職がチームを組み、個別性を重視したケアの提供に努めています」と、皆さん。それは素晴らしい！

つづいて、多職種が利用できる職員食堂を案内していただきました。「職員食堂の昼食は1食361円とリーズナブルで、栄養バランスの取れた美味しい食事を食べることができるので、多くのスタッフが利用しています。他にも福利厚生として、マイカー通勤者のための職員用駐車場や、グループ病院を受診した際の診療費補助制度などが整っているんですよ」。

最後は、スタッフの皆さんが集まってくれました。働きやすさはどうですか？「とても働きやすい職場です。介護職の日勤は1日7.5時間、看護師の日勤は1日7時間と短めで、残業もほとんど発生しないため、仕事の後の予定が立てやすいです。また、希望休はほぼ100％通りますし、有休も積極的に取得できるため、家庭やプライベートを大切にできています」と、皆さん。魅力的な職場ですね。今日はありがとうございました。

――お疲れさまでした。多様な人材が活躍する老健、いかがでしたか？

スタッフの年齢・キャリアはさまざまですが、人間関係がとても良好で、子育て中の方や外国人スタッフの方もいきいきと活躍していました。介護部門では、教育体制や資格取得支援制度を充実させて、新卒や無資格・未経験者も歓迎しているそうで、毎年のように介護の資格を取得する方がいるとのこと。

――働きやすさはどうでしたか？

残業がほとんどなく、休みの希望も通りやすいため、開設当初から長く定着するスタッフが多いとのこと。また、子育て中も仕事を続けやすいように、日勤常勤・時短勤務・パート勤務などのフレキシブルな働き方の選択肢を用意し、女性はもちろん男性スタッフの育休取得も推進しているそうです。

――では、ここはちょっと、というところは？

関連病院が近くにあるため、医療依存度が高い利用者様も多く入所されています。ただ、看護師が手厚く配置されていますし、急変時にはあさひ病院をはじめ、近隣の医療機関がスムーズに受け入れてくれるそうですよ。

――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。

介護部門には経験豊富な中堅・ベテランスタッフが多く、無資格・未経験で入職した新人さんを一人前の介護職へと育て上げた実績が多数あるとのこと。最近は、「家族の将来ために介護の勉強がしたい」という志望動機も増えているそうで、介護業界に少しでも興味があれば挑戦してほしいそうです。