【医療法人財団 明理会 草加ロイヤルケアセンター】Webで施設見学

介護の仕事に初めて挑戦する方にとって、どんな施設が自分に向いているかを判断するのは難しいですよね。IMS（イムス）グループの老健「草加ロイヤルケアセンター」は、多床室中心の従来型フロアと、完全個室のユニット型フロアに分かれていて、かつ、在宅復帰支援だけでなく、看取りケアや重症心身障がい者の短期入所など、幅広い利用ニーズに対応しているとのこと。自分に向いている介護を探せそうなので、さっそく見学に行って、働きやすさをチェックしてきます！

「草加ロイヤルケアセンター」へのアクセスは、東武スカイツリーライン「新越谷駅」とJR武蔵野線「越谷レイクタウン駅」から送迎バスがあるほか、東武スカイツリーライン「獨協大学前駅」「新田駅」から路線バスも利用できて便利です。敷地内には無料駐車場も完備されているので、マイカー通勤をしている方も多いんだとか。玄関で迎えてくれたのは、入職1年目の看護師さん。今日はよろしくお願いします。

まずは、施設の構成を教えていただくことに。「3F建ての施設内には、ユニット型フロア（定員72名）と従来型フロア（定員80名）があり、在宅支援を行う通所リハビリ（1日定員60名）も併設しています。ユニット型フロアは12名1単位の6つのユニットに分かれ、重症心身障がい者の方を含む医療・福祉型ショートステイにも対応しているのが特徴。従来型フロアは一般棟と認知症専門棟に分かれ、居室は個室・2人部屋・4人部屋があります」。

玄関を入ったロビーでは、看護部長の矢野さん（写真左）と、副部長の熊田さん（写真中央）にお会いできました。「当施設では、看護師と介護職が同じチームの仲間として協働・連携しやすいように、介護職も看護部所属としています。部長は看護師、副部長は介護福祉士で、制服も同じなので、対等な関係を築きながら専門性を発揮できているんですよ」と、看護師さん。それは素晴らしい！

「吹き抜けのリハビリテーションホールは、開放的な雰囲気がとても好評です」。在宅復帰に向けたリハビリに力を注いでいるんですか？「もちろんです。でもそれだけでなく、医療ニーズへの対応、認知症ケア、看取り介護など、多様なサービスを提供できる老健でありたいと考えているんです」。近隣のグループ病院との連携も活かして、住み慣れた地域で暮らし続けるための体制づくりに取り組んでいるんだとか。

お次は、家庭的なユニット型フロアにやってきました。「ユニット型フロアでは、2つのユニットが助け合う『協力ユニット体制』で、合同でレクリエーションを開催したり、人手不足をカバーし合ったりしています。2021年からは、こちらのタブレットを導入して介護記録を電子化したので、業務効率アップが実現し、職員間の情報共有もスムーズになりました」。

フロアの一角では、新人指導が行われていました。「入職後は、新卒者にも中途入職者にもプリセプターの先輩が付き、マンツーマンのOJTを実施しています。IMSグループは教育サポートが手厚く、実務者研修の従業員割引制度や、介護福祉士試験の模擬テストなども用意されているため、働きながら資格取得を目指す方も多いです」と、看護師さん。介護スタッフの約8割は介護福祉士資格を有しているそうです（2022年10月）。

つづいて、従来型フロアを案内していただきました。「配属先は希望・適性に配慮して決定し、スキルアップのための人事異動も行っているので、幅広い介護経験を積むことができます。従来型もユニット型も、さまざまな専門職の介入が盛んで、管理栄養士と言語聴覚士による嚥下評価・訓練や、歯科衛生士による口腔ケア、音楽療法士によるプログラムなども充実させているんですよ」。音楽療法士さんも活躍しているんですね。

「こちらの2名の音楽療法士を常勤スタッフとして採用し、音楽療法プログラムを開催しています」と、紹介してくれました。「歌を唄ったり、楽器を演奏したり、音楽の持つ力を生かしたリハビリテーションを通して、心身の回復や生活の質の向上を図っているんです」と、看護師さん。昔の曲を歌うことで、当時の出来事を思い出す利用者様も多く、利用者様同士の会話も弾むんだとか。

医療依存度が高い利用者様も受け入れていけるよう、看護師を手厚く配置しているそうですが、病院での看護経験も活かすことができますか？「はい。喀痰吸引・経管栄養・ストーマ管理など、さまざまな医療処置が求められますし、看取りケアにも対応しているので、病院での経験が豊富な方は大歓迎です」。看護師も介護スタッフと同様に担当フロアを決め、顔なじみの利用者様へのケアに対応しているそうです。

つづいて、導入したばかりの最新式の機械浴槽を紹介していただきました。「当施設は、IMSグループの老健の中でも要介護度の平均が比較的高い施設なので、フロアごとにチェア浴・寝台浴の浴槽を完備しているのが特徴で、2022年度内にすべて新しいものへと切り替えました」と、看護師さん。スタッフの介助負担を少しでも軽減していけるよう、最新の介護設備を積極的に導入しているんだとか。

最後は、玄関ロビーで多職種の皆さんが見送ってくれました。働きやすさはどうですか？「残業が少なく、休みの希望も通りやすいため、結婚・出産後も仕事が続けやすく、職員定着率がとても高いことが自慢です。指導力の高いベテランスタッフが多いため、経験のある方だけでなく介護の仕事に初めて挑戦する方も安心して応募して欲しいです」と、皆さん。それは心強い！今日はありがとうございました。

――おつかれさまでした。さまざまなサービスに対応している老健、いかがでしたか？

施設内にユニット型フロア・従来型フロア・通所リハビリがあり、幅広い利用者様に対応しているので、働く施設選びに悩んでいる方にピッタリな職場だと思います。老健の大きな役割である在宅復帰支援はもちろん、医療ニーズへの対応や、認知症ケア、看取りケアにも取り組んでいて、さまざまな専門職が活躍していました。

――見学をしていて、印象に残ったことはありますか？

教育サポートが充実していて、新卒・第2新卒者を受け入れる体制がしっかり整っていることです。案内役の看護師さんも第2新卒者で、新卒1年目の介護スタッフさんもいて、入職後の手厚いOJT体制にとても満足していました。

――では、ここはちょっと、というところは？

看護副部長さんとしては、多職種一丸となって力を注いでいる季節行事やレクリエーションが、新型コロナ対策で規模縮小になっていることが残念です、とのことでした。一日も早いコロナの収束を願いながら、縮小した規模でも利用者様ができるだけ楽しめるようにと、工夫をこらしているそうです。

――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。

一つの施設内にユニット型フロアと従来型フロアがある老健は、IMSグループ内でも珍しいとのこと。介護職が未経験の方は、自分に向いているサービスや、興味のある領域に出会うためにも、まずは幅広い経験をしてみるのがオススメ！と皆さんおっしゃっていました。